3)弓ヶ浜海岸
弓ヶ浜海岸は、静岡県賀茂郡南伊豆町の、約1.2キロの砂浜である。青野川から白い砂浜が弓なりに続き、白浜、今井浜とともに、伊豆3大美浜と言われており、日本の渚100選に選定された。湾の両側に岬があり、遠浅で波が穏やかなので、夏季は海水浴場としてにぎわう。弓ヶ浜には温泉もあり、南伊豆町には下賀茂温泉もある。東に突出した盥(タライ)岬からは、伊豆七島や、爪木崎から石廊崎まで海岸線が続く、雄大な弓ヶ浜海岸の風景を一望できる。また、青野川の堤防には、菜の花が咲く時期、河津桜も開花し、桃色と黄色の見事な色になる。
弓ヶ浜から西に続く石廊崎は、伊豆半島の最南端の場所の岬である。高さ100メートルの切り立った断崖は、相模灘と遠州灘の波濤を受け、断崖上には、明治4年にイギリス人ブラントンにより建設された、白亜の灯台がそびえる。断崖上から水平線を眺めると、利島、新島、式根島、神津島などの伊豆諸島が一望できる。石廊埼灯台の先には、石室神社、さらにその先に、熊野神社があり、熊野神社は、岬の先端に位置する。
石廊崎のさらに奥が奥石廊崎で、夕日は一見の価値がある。愛逢(あいあい)岬は、断崖を望む絶好のビュースポットで、岬が駐車場になっているため、気軽に立ち寄って休憩できる。売店やトイレも完備している。愛逢岬から約300メートルの場所には、小高い丘の上にユウスゲ公園があり、ここからの景色も雄大である。ユウスゲは、7月下旬から8月中旬に見頃をむかえる。

